今年も引き続き、GAFAが世界経済をけん引しているような状態が続いていますが、この流れはいつまで続くのでしょうか。
世間では、Next GAFAはどんな企業なのか。様々な企業が候補として挙げられています。
そのような中、米国では「NATU」が今後をけん引していくのではないかとも言われています。
そこで今回は、NATUと呼ばれる企業について紹介していきます。
NATUってどんな企業?
NATUは、Netflix、Airbnb、Tesla、Uberの4社を合わせた総称です。
Netflix(ネットフリックス)
もはやNetflixの説明は不要かもしれませんが、Netflix社は、アメリカに本社を置き、世界的に定額制動画配信サービス及びオンラインDVDレンタルサービスを運営している会社です。
1997年に設立され、当初はDVDレンタルサービスを提供するのみでしたが、2007年頃から動画配信サービスを始め、世界規模でサービスを行う会社へと発展しています。
現在では、190ヵ国以上で配信事業を展開しており、アメリカ合衆国の主要なIT企業の総称である「FAANG(Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Google)」に名を連ねています。
有料会員者数は、全世界で2億人を突破しており、日本においても500万人を突破しています。
最近では、独占配信や自社でのオリジナル配信なども行っており、有名俳優なども出演していることから、注目を集めています。
Airbnb(エアビーアンドビー)
by Flickr
Airbnbは、旅行好きの人なら、一度は利用したことのあるサービスではないでしょうか。
Airbnb社は、2008年設立のサンフランシスコに拠点を置く会社で、空き家を持つホストと旅行者をつなぐマッチングサービスを展開しています。
ホストにとっては、使っていない空き家や空き部屋などが収入源になる一方で、ゲストにとっては、一般的なホテルよりも安く泊まれることに加え、現地でリアルな体験ができるということで、人気に火が付きました。
現在では、世界191ヵ国6万5千以上の都市で、アパートやヴィラ、お城やツリーハウスといったユニークな部屋で泊まることができます。
2020年12月には、ナスダック市場への上場を果たしており、初値は、新規株式公開(IPO)価格の2倍以上となっています。時価総額も10兆円を超え、2020年最大規模のIPOとなっており、市場からの期待が表れているといえるでしょう。
Tesla (テスラ)
by Flickr
Tesla社は、2003年に設立された、アメリカのシリコンバレーを拠点に電気自動車(EV)を販売する自動車メーカーです。2008年に、テスラ・ロードスターを発売してから、「モデルS」、「モデルX」、「モデル3」、「モデルY」など、セダンだけでなくSUV(多目的スポーツ車)のEVを発売しています。
日本ではまだまだ普及率は高くないですが、サンフランシスコでは、最も多く乗られている車といっても過言ではないくらい、多くのテスラ車を見かけます。
日本においても、テスラ車に乗っている人は徐々に増えてきました。
テスラ社は、画期的なEV車、またその開発手法や生産体制でも有名ですが、なんといっても最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスクさんの経営手腕に注目が集まっています。
インターネット決済のPayPal創業者でもあるマスク氏は、現在、EV事業だけでなく、宇宙開発事業であるスペースX社のCEOでもあり、スペースX社の事業についても合わせて注目が集まっています。
Uber(ウーバー)
ウーバー社は、2009年設立のライドシェアや貨物輸送、電動スクーターのレンタルなどのサービスを展開しているテクノロジー企業です。
日本では、フードデリバリーのUber Eatsが最も有名でしょう。
世界でも60ヵ国以上900以上の都市圏でサービスが利用されており、日本でも日々サービス範囲の拡大を続けています。
ウーバーは、サービス提供者を直接雇用するのではなく、委託契約を結ぶことが一般的であるため、度々サポート体制が万全ではないということが指摘されていますが、日本のテレビなどでも特集が組まれるなど、まだまだ注目を集めています。
まとめ
米国で、Next GAFAと呼ばれる「NATU(Netflix, Airbnb, Tesla, Uber)」は、それぞれが既に世界的に有名な企業です。
時価総額こそは、GAFAを下回っているものの、世間からの期待は非常に高いものといえるでしょう。
GAFAのみならず、「NATU」の今後の動向についても、注目です!
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