はじめての投資として、よくおすすめされるのが「投資信託」です。投資信託は、投資初心者の方の投資として非常に人気です。今回は、そんな投資信託について紹介していきます!
投資信託ってそもそも何?
投資信託は、読んで字のごとく「投資を信じて託す」ことです。投資家は、運用の専門家であるファンドマネージャーにお金を預け、それを原資に投資を実行してもらいます。投資が成功すれば、預けたお金に上乗せした金額が返ってきます。
この仕組みは、お金を預けると受取利息が発生して、受取額が増える預金の形態と似ています。投資信託と銀行預入の違いは、元本が保証されているか、保証されていないかです。
投資信託と預金が決定的に違うのは、「元本割れ」があるかどうかという点。預金は原則、銀行が破綻しない限り、預けたお金(元本)が保証されます。しかし投資信託は元本が保証されません。運用がうまくいかなければ、値下がりして、預けたお金が減ることもあります。投資信託は、元本が保証されないので、うまくいかなかった場合には、元本割れのリスクもあります。
投資信託のメリット
投資信託は元本割れのリスクがあるのに、なぜ人気があるのでしょうか。それは、投資信託に以下のようなメリットがあるからです。
ハイリターン
投資信託は、元本割れのリスクがある分リターンも大きいです。そのため、銀行に預入れておくよりは、資産を増やせる可能性が格段に増します。
少額投資が可能
投資信託は、一口1000円や1万円程度で買えることが多く、最近では100円から買える投資信託も出てきています。そのため、身構えることなく気軽に投資を始めることができます。
プロが運用
投資信託は、運用のプロである「ファンドマネジャー」に資金運用を任せるので、専門的な投資の知識やテクニックを習得する必要がなく、だれでも簡単に始めることができます。
豊富な選択肢
投資信託は、大きく分けると、「株式投資信託」、「公社債投資信託」に分けることができます。「株式投資信託」は、株式を含んだ運用をする投資信託である一方で、「公社債投資信託」には、株式は含みません。また、投資地域や投資対象なども選ぶことができるので、自分の目的に合った投資を選ぶことができます。
投資信託のデメリット
一方で、投資信託のデメリットというものも存在します。
元本保証なし
まずは前述の通り、投資信託には元本保証がありません。分散投資していることから、リスク自体は低減されているものの、元本割れのリスクをゼロにすることはできません。また、海外へ投資するような投資信託を選んだ場合には、為替変動リスクやカントリーリスクといった点も考慮しておく必要があります。特に、新興国は、高い経済成長を見込める一方で、カントリーリスクが高いと言われています。
手数料
投資信託は、運用のプロに投資を依頼するため、当然手数料が発生します。
主な手数料は以下の通りです。
種類 | 内容 |
購入時手数料 | 投資信託購入時に、申し込んだ額の数%の手数料がかかる場合があります。 |
運用管理費用 | 投資信託の保有額に応じて年率数%の管理費がかかる場合があります。 |
監査報酬 | 投資信託の監査にかかる費用が発生する場合があります。 |
売買委託 手数料 |
投資信託が株式などを売買する際にかかる費用が発生する場合があります。 |
デメリットをさらに減らすには?
投資信託のデメリットでやはり気になるのが、元本割れのリスクではないでしょうか。元本割れのリスクを減らすために、例えば以下のようなことを実践することも可能です。
長期投資
分散投資
投資信託の投資対象は、分散投資することがおすすめです。投資先を一つに絞ってしまうと、ある一つの事象に100%依拠してしまうため、リスクが高くなってしまいます。投資対象をしっかり分散させることで、極端な値下がりを起こしにくく、リスクを低減することができます。
投資信託を始めるには?
投資信託を始めるためには、証券口座の開設が必要です。証券口座は店舗がある「総合証券会社」か店舗がない「ネット証券会社」で開設ができます。
おすすめは、「ネット証券会社」です。ネット証券会社なら、店舗を持たない分、売買手数料が安く、口座開設も簡単です。
まとめ
投資には、株式投資、FX、不動産投資など様々なものがありますが、専門知識がなくても気軽に始められるのが、投資信託です。お金を銀行口座に眠らせておくのももったいないので、少額から投資信託を始めてみてはいかがでしょうか。
コメント