企業から見たアウトソーシングの問題点や失敗例

独立・フリーランス

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Freedox Magazineです。

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フリーランスとして活躍する方の多くは、企業からの案件を獲得しているかと思います。企業からすると、業務をフリーランスにアウトソーシングしていることになりますね。

今回は、企業目線で、業務をアウトソースする際の問題点や失敗例をご紹介します。フリーランスとして活躍する皆様の参考になれば幸いです。

アウトソーシングは失敗が多い?

アウトソーシングとは、業務の一部を外部の協力先に発注することをいいます。業務に必要な人やサービスを外部から調達するという意味です。

現在では、様々な業務がアウトソーシングの対象となっています。特に、近年では直接会社の利益に関わらないノンコア業務をアウトソーシングする企業が増えています。

一方で、「アウトソーシングは失敗が多い?」という声も耳にします。

確かに、アウトソーシングをした場合の失敗例はネット上に沢山ありますね。

企業にとって、アウトソーシングを成功に導くには、失敗例とそうならないための対応策を知っておくことが大切です。同時に、フリーランスにとっても自身がそうならないよう失敗例を知っておくことは大切ですね。

アウトソーシングの問題点

自社にノウハウ・技術力が培われない

専門性の高い業務を外部に委託すると、その業務のノウハウを自社組織の中に蓄積することが困難になります。

このような事態を防ぐために、成果物の納品だけではなく、委託先に業務仕様書を作成してもらい、その仕様書の背景や設定意図の共有等、定期的にすり合わせをすることが必要です。

コストの増加

コスト削減を見込んでアウトソーシングした場合でも、イレギュラー時の対応や、追加で発生する料金を積み重ねたとき、当初予定していた費用よりも多くかかってしまうこともあります。

これを防ぐには、事前見積もり、業務内容、業務にかかる期間を明確に設定しておくことが大切です。

アウトソーシングの失敗例

本来の目的が達成されない

例えば、「自社Webサイトのブラッシュアップ」を外部へ委託したとします。

依頼の目的として、Google Adsence等の広告収入は現状維持もしくは増加・SEOも現状維持か向上としましょう。

成果物として納品されたWebサイトは、確かにレイアウトも変更され、綺麗になったが、いざ運用を始めてみると、広告収入も減少、サイト閲覧者数も減少。という結果になり、元のWebサイトに戻することにしました。この場合、確かにWebサイトのブラッシュアップは完了し納品も完了しているが、企業側の目的は達成出来ていませんよね。

対応としては、このままクローズとするか、追加費用等を支払い、再度対策を講じることになるでしょう。

重要なポイントは、本来達成したいことを委託先に明確に伝え、想定可能なリスクを可能な限り洗い出し、委託先が対応できるかどうかを具体例を交えて契約前に確認することです。この時、委託先が対応できないとなれば、違う委託先を探したほうが無難です。契約前に、どれだけ細部に渡って確認出来るかが肝となります。

逆にフリーランスの立場としては、元請け(企業)の本来達成したい目的は何かを常に考えることが重要で、仮に元請けが気付いていない点に関して提案することなどが出来れば、失敗も事前に防げるでしょう。結果として、元請けからの信頼も高まり価値のあるフリーランスとなるでしょう。

アウトソーシングする旨、社内で共有出来ていない

アウトソーシングする際、現在その業務を担っている社員に知られることなく、進めるケースもあります。担当している社員からすると「自分が今までやってきたことはノンコア業務で、アウトソーシングできる簡単な作業。。。自分の仕事ななくなってしまう。。。」とネガティブな意味に取られてしまうかもしれないと、言い出せない気持ちは理解できます。

しかし、今までその業務を行ってきた担当者を抜きにしてアウトソーシングを成功させることは出来ません。

会社ごとに存在するやり方や、業務フローや処理手続きをその担当者抜きで行うのは不可能ですよね。

アウトソーシングをする際は、現場の担当者を最優先に考えることが重要です。「あなたは会社にとって必要な優秀な社員だから、コア業務を任せたい」等と伝え、担当者の協力のもとアウトソーシングを成功に導くことが重要です。

一方、フリーランスの立場からすると、社内での様々な経緯があってフリーランスの皆様と対峙することになります。フリーランスからすると、社内での状況や経緯は関係ない事かもしれませんが、担当者の気持ちや背景を理解していくことも業務を円滑に進める重要なポイントかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は企業から見たアウトソーシングの失敗例をご紹介しました。

これまで社内で実施してきた仕事をアウトソーシングすると決まった場合、元請けは依頼する業務の内容やリスクを可能な限り顕在化しておく必要があります。

アウトソーシング成功は、元請けがどれだけその業務に精通しているかで決まると言っても過言ではありません。委託先に丸投げというスタンスでは失敗に可能性が高いでしょう。

フリーランスの皆様にとっても、企業側の立場で考えてみることで失敗とならないよう、成功の手助けになれば幸いです。

 

(メタディスクリプション:120文字前後)

企業が業務をアウトソーシングする際、どの様な問題点や失敗例があるでしょう。フリーランスの方も、企業目線の失敗例を知ることで、業務の際に注意すべきポイントが掴めると思います。

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