GAFA (Google, Apple, Facebook, Amazon)と呼ばれる米国経済の成長を支える4社は、いわゆるハイテク株に分類される株式銘柄です。近年、ハイテク株はこれら4社に限らず成長を続けており、引き続き注目すべき銘柄となっています。
今回はそんなハイテク株の中で、2021年に注目すべき銘柄5社について紹介していきます。
Match Group(マッチ・グループ)
Match Groupは、テキサス州ダラスに本社を置く1995年設立のオンライン・デーティング企業です。デーティング・サービスを開発したり、同業を買収することで拡大してきた企業で、現在では、世界40以上の言語で利用できるデーティング・サービスを展開しています。
「Tinder」や「OK Cupid」も同社が展開しているサービスであり、日本のエウレカ社が開発した「Pairs」も現在ではMatch Groupに属しています。
現在の人々のニーズにマッチしており、2021年だけでなく、中長期的にみても業績を伸ばしていくことを期待されています。
Spotify Technology(スポティファイ テクノロジー)
Spotify Technologyは、ニューヨーク証券取引所に上場しているスウェーデン企業で、Spofityという音楽ストリーミングサービスを展開しています。
Spotifyといえば、多くの人が一度は聞いたことのある音楽ストリーミングサービスではないでしょうか。現在では、3億人を超えるユーザーを抱えており、音楽配信サービスとしては世界最大手となっています。サービスもポッドキャストへと拡大しており、今後さらなる成長が見込めます。
Adobe (アドビ)
Adobeは、1982年設立の比較的歴史のあるコンピュータ・ソフトウェア会社であり、プロフェッショナル向け画像編集ソフトウェアでは世界最大手です。
同社が展開する「PDF」は、PCを利用している人であれば誰では一度でも利用したことはあるのではないでしょうか。PDFに加え、その作成・編集などに用いられる「Adobe Acrobat」や「Acrobat Reader」も、ビジネスの世界においては日常的に利用されているサービスといえます。
また合わせて、写真編集・加工の定番ソフトともいえる「Adobe Photoshop」や画像作成・編集ツールの「Adobe Illustrator」なども展開しています。
現在も毎年10%~20%で成長しており、今後も継続的に成長していくであろう企業といえます。
Alibaba Group (アリババグループ)
Alibaba Groupは、ニューヨーク証券取引所に上場している中国の会社です。中国版のAmazonとも呼ばれるAlibabaは、中国で最も利用されているECを運営しており、今や中国のEC市場で最も大きな存在感を持つ会社です。
特に、「独身の日」と呼ばれる11月11日に開催される巨大セールでは、1日に数兆円もの売上をたたきだしており、目が離せないイベントとしても有名です。
現在では、ECの枠を超え、ECサイト上で使える決済サービス「Alipay(アリペイ)」も開発していいます。アリペイは、今や中国のキャッシュレス化を支えるサービスの1つとなっています。
Sonos (ソノス)
Sonosは、2002年に設立された米国の家電機器企業です。同社で独自開発・製造したスマートスピーカーは、音声制御やワイヤレスを備えていることはもちろん、SpotifyやApple Musicなどの主要なストリーミングサービスと互換性があり、多くの人に人気があります。
時価総額は約30億ドルと他の企業と比べると比較的小さいですが、今後の継続的な成長が期待されています。
まとめ
今回は、ハイテク株の中でも「Match Group」「Spotify Technology」「Adobe」「Alibaba Group」「Sonos」5社について紹介してきました。
どの銘柄も成長を続けているハイテク銘柄で、今後のさらなる成長も期待されています!
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