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Freedox Magazineです。
本メディアでは、フリーランス、副業、独立、起業をキーワードに皆様が少しでも豊かな生活ができるよう役立つ情報の発信をしております。
以前、フリーランスの健康管理の重要性について紹介しました。フリーランスは自由な働き方ができる一方で、成果を上げるために自己管理能力が求められ、その中でも自身の健康管理は極めて重要です。今回は、フリーランスが受けるべき健康診断を受ける際のポイントなどをご紹介します。
健康診断の項目
ご自身の年齢、生活習慣、持病の有無にもよりますが、会社員が受診する健康診断の項目が参考になります。厚生労働省が事業者に向けて指定している健康診断の項目を以下にご紹介します。
・既往歴および業務歴の調査
・自覚症状および他覚症状の有無の検査 ・身長、体重、視力および聴力の検査
・胸部X線検査
・血圧の測定
・尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
・貧血検査(赤血球数、血色素量)
・肝機能検査(AST(GOT）、ALT(GPT）、γ－GTP)
・血中脂質検査（総コレステロール、ＨＤＬコレステロール、トリグリセライド）
・血糖検査
・心電図検査
参考：労働安全衛生規則第44条
人間ドックと健康診断の違いは？
人間ドックも健康診断もどちらも複数の項目で身体の状態を調べる検査です。
一般的には同じような意味で用いられることも多いですが、実際には明確な違いがあります。
健康診断
健康診断は、病気の兆候がないかどうかを目的とした検査です。
労働安全衛生法により、雇用主は労働者に対して健康診断を1年で1回以上実施するように義務付けられています。
同時に、労働者にとっても提供された健康診断を受けることは義務です。
フリーランス。個人事業主、自営業者、専業主婦の方でも、自治体で実施されている健康診断を任意で受診可能です。
人間ドック
人間ドックは健康診断と同様に複数の項目で構成された身体の検査です。
労働安全衛生法で定められている健康診断に対し、人間ドックに法的な決まりはありません。人間ドックを受ける判断は、個人に委ねられています。
人間ドックの基本検査は前述の「健康診断」で行われる項目のほかに、より細かい検査を行うことが出来、病気の早期発見につながることもあります。
一般的に、健康診断の費用は企業や自治体が費用を負担しますが、人間ドックの費用は個人負担です。
フリーランスが健康診断を受ける方法
フリーランスが個人で健康診断を受けるには、主に以下の方法があります。
自治体の健康診断
住んでいる市区町村によっては、その自治体が実施している健康診断を無料または低額で受けることができます。
ただし、指定された医療機関でしか受けられない場合もあること、検査項目が限られてしまうことといった気を付けるべきポイントもあります。
病院・クリニックの健康診断
病院、クリニックが個別に実施している健康診断を受ける方法があります。
会社員の方が受ける検査と同じ項目の検査を受けられること、自由に病院、クリニックを選べることなどがメリットです。
加入している国民健康保険組合の健康診断
フリーランスとして、市区町村の地域によって加入する国民健康保険ではなく、業種や職種によって加入する国民健康保険組合に加入している場合には、そこで実施されている健康診断を受けられる場合もあります。
国民健康保険組合とは、同業種の人たちが集まってつくる組織であり、様々な業種の組合があります。
組合に加入していれば、会費がかかる代わりに、健康診断の受診の際に給付を受けることができる場合があります。
健康診断を受ける際のポイント
フリーランスの健康診断費用は経費計上不可
フリーランスの健康診断にかかった費用を経費として計上することはできません。
なお、法人化した場合は、福利厚生の一環として経費に計上することが可能です。
自費負担となってしまいますが、定期的に自身の健康状態を把握をすることで、病気の早期発見につながり、結果として大きな出費を防ぐことも出来ます。何より、自分自身の健康は一番大切です。
健康診断による病気発見は医療費控除の対象
もし。健康診断の結果病気が見つかって治療することになった場合は、健康診断の費用も医療費控除の対象となります。
節税効果がある場合もありますので、健康診断の結果、不調や病気が発見されたら積極的な治療を検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
会社員であれば、年に一度の健康診断を強制的に受けることになりますが、フリーランスはそうではありません。健康診断の申し込みから支払いまで全て自身で行わなければなりませんが、自身の健康管理を徹底することは、仕事のパフォーマンス向上にもつながります。何より、自分自身の健康状態を把握しておくことでリスクに対応できるようになります。
ぜひ、受診してみて下さい。
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