将来や老後に向けて株式投資を始めたいけど、そもそも株式投資ってよく分からないし、何をどうしたらいいかも分からないと考えている方もいるかもしれません。
そこで今回は、株式投資の基礎知識について紹介していきます。
そもそも株式って何?
株式投資の話をする前に、そもそも株式(株)って何なんでしょうか?
株は、会社のオーナー権といえます。
会社をはじめようとする場合や、会社を大きくするため新しいサービスや追加投資をする場合、手元のお金だけでは足りなくなる場合があります。そのような場合、投資家からお金を出してもらう代わりに、会社のオーナー権を発行し、株として出資者に渡します。
つまり、株を購入して保有するということは、会社のオーナー権を保有するということになります。そして、株式を発行することで資金集めをしている会社のことを株式会社と指します。
株式投資とは?
株式投資は、株式会社の発行している株を保有したり売買したりすることでお金を稼ぐことを指します。
株式投資から利益を得る3つの方法
株式投資から利益を得るには、大きくわけて3つの方法が存在します。
キャピタルゲイン
まずは、キャピタルゲインを獲得することを目的とした株式投資です。
キャピタルゲインとは、「値上りによる利益」を意味しており、株価が安いときに購入し、高いときに売却し利益を得ることをいいます。
この値上りによる利益を狙ったキャピタルゲインを獲得する手法として、さらに大きく3つの方法が存在します。
デイトレード
まず、一つ目がデイトレードです。
デイトレードは、株式市場が開いている9時~15時の間で株式売買を繰り返す手法です。
この手法は、常に画面上に張り付いていなければならないため、学生や会社員にはあまり向いておらず、いわゆるプロのトレーダーが主に実施しています。
スイングトレード
つぎに上げるのが、スイングトレードです。
スイングトレードは、2、3日~数か月程度株を保有し売買する方法です。
たとえば、ゲーム機のWiiなどで有名な任天堂株式会社が新しいゲーム機の発売を発表した場合、世界中の人達がゲーム機を購入するため、任天堂の売上は増加することが予想されます。
そのような場合、任天堂の株価は高い確率で一定期間上昇するため、その期間で株式の売買を行う方法です。
長期トレード
最後にあげるのは、長期トレードです。
長期投資は、1年以上かけて株式を保有し売却を行う場合をいいます。
ただし近年、世界のビジネススピードは格段にはやくなり、それにつられて会社の株価が浮き沈みするケースが多くなっています。ある会社の株価が、80%下がってしまったというケースも少なくありません。
そのため、長期投資を行う場合には、1つの会社に対して行うのではなく、日経平均など何かの平均値をとった指標へ投資するのがよいかもしれません。
インカムゲイン
次に、インカムゲインを獲得することを目的とした株式投資です。
インカムゲインは、「配当」を意味します。
多くの株式会社は、半年に1度、もしくは1年に1度、会社で発生した利益の一部を配当として株主に還元します。この配当によって利益をあげることが2つ目の株式投資の方法です。
日本の場合、銀行の金利が非常に低く、銀行にお金を貯金しているだけでは、ほとんど貯金額は増えません。一方で配当の場合、少なくとも銀行にお金を預けておくよりは多くの配当が支払われることが多く、そのような意味で銀行にお金を預けず、株式化し、配当を獲得している方々も多くいます。
ただし、ここで注意しなければならないのは、株式の価値自体が常に変動しているという点です。配当はもらったけど、株価は投資したときよりも下がってしまい、損失を出してしまったなんてことも考えられますので、銀行への貯金と比べリターンが多い分、リスクも存在するという点は認識しておきましょう。
株主優待
また、株主優待を貰うために、投資を行う人もいます。これが3つ目の投資の方法です。
会社は、日頃の感謝の気持ちを込めて、株主に対して自社の製品やサービスなどを定期的に提供する場合があります。これを株主優待といいます。
例えば、ディズニーランドとディズニーシーを運営する株式会社オリエンタルランドは、株主に対し、定期的にディズニーランドやディズニーシーのチケットを提供しています。
ただし、株主優待もインカムゲインの場合と同様、株主優待はもらったけど、株価は投資したときよりも下がってしまい、損失を出してしまったなんてこともありますので、注意が必要です。
株式投資をする場合の注意点
また、株式投資をする場合に最もちゅういしなければならない点が二つあります。
リスクとリターン
株式投資を行う場合、株価が上昇すれば利益を獲得できますが、株式投資に元本の保証はありません。株価が下がり、下がったまま株式を売却した場合には、その差額は戻ってきません。
そのため、株式投資を行う場合には、必ず余剰資金で行うようにしましょう。生活資金を株式投資に回してしまい損失を出し、生活できなくなってしまったとならないように注意しましょう。
インサイダー取引
また、インサイダー取引にも注意しましょう。
インサイダー取引とは、会社の内部事情や世間に公表していない情報をしっている人が、その会社に投資することを指します。
インサイダー情報を知っている人が知らない人と同じ株式に投資した場合、インサイダー情報を知っている人が有利になってしまうため、インサイダー取引は法律で禁止されています。
インサイダー取引は犯罪になってしまいますので、株式投資する場合には、内部情報をしらない会社に投資するようにしましょう。
まとめ
今回は株式投資をこれから始める方へ向け、株式投資の基礎知識について紹介してきました。
株式投資は、まず始めてみることが非常に大事ですので、始めようか悩んでいる場合には、まずは口座作成からはじめてみてもいいかもしれません。
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