少額資金で資産拡大を目指していきたいなら、小型株集中投資がおすすめです。
一方で、小型株式に投資することについて、不安に思う人も多くいらっしゃるかもしれません。そのような不安は理解できますが、正しい銘柄をしっかりと選定さえできれば、大損をしてしまうというケースにはならないでしょう。
そこで今回は、小型株式の銘柄を選定する際の5つのポイントについて紹介していきます。
小型株式の銘柄選定時のポイント
本当にいい商品・サービスを提供しているか
まず会社を見極めるために一番大事なことは、会社が提供している商品・サービスについて、ユーザーが欲しいと思っているかどうかです。この部分が欠落してしまっていては、そもそも会社は拡大していきません。
一番良いのは、まず自分で利用してみて、いい商品・サービスなのかを見極めることです。また、家族や友人など信頼できる人が利用していたり、リピートしているかも本当に良い商品・サービスかどうかを見極める点で役立ちます。
業績がのびているかどうか
会社が提供している商品・サービスがユーザーに刺さっているのであれば、それが数字として表れているはずです。そのため、会社の財務情報を確認し、売上が伸びているか、利益が増えているかという点も確認するようにしましょう。
時価総額が100億円未満かどうか
小型株式かどうかの判断基準として、時価総額が100億円以上かどうかを一つの基準とすると良いでしょう。時価総額が100億円以上であれば、会社は既にある程度成長しており、そこから爆発的に株価が増加するということは中々考えづらいです。
一方で、会社の時価総額が100億円未満であれば、その会社はまだまだ伸びしろがあるため、株価が2倍~3倍と上昇していく可能性は大いにあります。場合によっては、10倍~20倍となることもあります。
経営者が会社の株式を保有しているか
大型株や中型株の場合、会社がある程度成熟していたり、紆余曲折を経ていることなどもあり、主要株主は機関投資家だったりすることが多いです。
一方で、小型株式の場合、会社の主要株主が経営者の場合も少なくありません。このような場合、社長自らが、自社の株式を多く保有しているということがポイントです。
社長が自社株式を多く保有しているということは、会社の業績が自らの資産総額に直結してきます。そのため、自分が主要株主となっている会社の社長の方が、会社の業績を上げるインセンティブが働きやすいと考えることができます。
経営者の考え方や人柄はどうか
時価総額が100億円未満のような成長フェーズにある会社が今後成長していくかどうかという点については、社長の力量が大きく関わってきます。
そのため、さらなる事業拡大に向け、引き続き会社及び社員を引っ張っていけるような社長なのかどうかを知るということも非常に重要です。
もちろん株主であれば、年一度開催される株主総会に出席し、そこで社長の考え方や人柄を理解するというのもいいでしょう。
一方で、最近はYouTubeなどの動画配信サイトなども普及していることから、社長が動画に出演しインタビューを受けているようなケースなども増えています。
そのような情報も有効活用して、社長の考え方や経営方針、人柄などを理解することも非常に重要です。
まとめ
小型株式の銘柄選定にあたっては、その会社の商品やサービスがユーザーが求めているものなのか。業績がしっかり伸びているか。時価総額が大きすぎないか。経営者が株式を保有しているか。経営者の人柄はどうなのか。といった点を確認しながら将来性のありそうな銘柄を選定していきましょう。SNSやインターネットで伸びると書かれているからって、何も考えずに購入するのは禁物です。
コメント