米国株式を購入を検討する上では、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)と呼ばれる米国経済の成長を支える4社は外すことはできません。
一方で、米国においては次世代のGAFAになるべく次々とベンチャー企業が設立されています。
そんなベンチャー企業の中で、2021年にIPO(株式上場)をするであろう注目の5社について紹介していきます!
Poshmark(ポッシュマーク)
ポッシュマークは、2011年に設立されたファッションに特化したフリマアプリを運営しており、2020年9月の時点で約6000万人のユーザーかつ約3200万人のアクティブユーザーを持っています。また、ユーザーの80%ミレニアム世代もしくはZ世代で構成されており、一日あたり平均で25分~30分同アプリで時間を費やしているとのこと。
このアプリが人気の理由は簡単に売買ができる点で、ユーザーがスマホやipadなどモバイル機器で写真をアップロードすると、興味を持ったユーザーが商品を購入でき、購入が決まると、売り手にPoshmarkから支払済の郵送ラベルが届く仕組みです。
また、不要になった衣類を販売できるだけでなく、衣類を仕入れてサイト内に本格的な自分のファッションブランドを作ることもできます。
同社は、2021年1月に上場を果たしています。上場時の時価総額は、約7,600億円となっています。
SpaceX・Starlink(スペースX・スターリンク)
スぺースXは、テスラモーターズの社長でもあるイーロン・マスク氏によって設立された、ロケットや宇宙船の開発などを行っている会社です。
民間の宇宙ベンチャーは数多くあるものの、低コストでロケットを飛ばせるとのことで、商業衛星市場の大きなシェアを獲得しています。
そんなスペースX内での1事業である通信網事業「スターリンク」のスピンオフIPOが議論されています。スターリンクでは、低コスト・高性能な衛星バスと地上の送受信機により衛星インターネットアクセスサービスの提供をする予定です。
同社のIPOは、事業の安定的な売上の予測ができるようななってからとのことで、IPOまでにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、既に2020年10月時点で推定時価総額は1,000億ドルを超えており注目です。
Robinhood(ロビンフッド)
今最も話題の企業の1つといっても過言ではないロビンフッドは、2013年にアメリカで創業したフィンテック企業です。
今現在、ロビンフッド社が注目を集めているのは、同社が開発した米国株式取引投資アプリ「ロビンフッド」が手数料無料という画期的なサービスを打ち出しているためです。
新型コロナの感染が拡大した春以降、約3ヶ月で約300万人の新規利用者数を獲得し、コロナ禍で家にいる時間を利用して投資を始める若者を中心に利用者数が急増し、ユーザー数は1000万人を超えています。
ロビンフッドの推定企業価値評価額は、既に200億ドルに及んでおり、2021年に上場を目指しているとのことで、こちらも注目です。
Instacart(インスタカート)
インスタカートは、食料品の即日配達サービスを運営する米国の企業で、利用者は、アプリを通じて様々な食料品を選び選択されたものを個人のショッパーが配達するという仕組みです。
当初、インスタカートのショッパーは、単純に注文を受けたら店舗へ向かい商品を購入し配送していたため、配送料に加えて、店頭価格よりも10%~20%程度上乗せした価格で販売を行っていました。一方で最近は、一部食糧品について店頭価格で購入できるようになったことに加え、パンデミックも相まってその需要はさらに高まっています。
2020年の同社の取引量は前年比で2倍超に膨れあがっており、同社の推定時価総額も200億ドルに迫る勢いで拡大しています。
Databricks(データブリックス)
データブリックスは、2013年にサンフランシスコにて設立された統合データ分析会社で、AIや機械学習などのビッグデータを扱うためのデータ基盤として、データサイエンスや機械学習領域に強みがあります。
自社ソフトを組み合わせて、大規模なデータエンジニアリングとコラボレーション型データサイエンスのためのクラウドプラットフォームも開発しており、開発したソフトウェアの多くをオープンソース化し、オープンソースコミュニティとして維持しているという所も同社の特徴になっています。
現在、同社は世界で7000以上の顧客を抱えており、テクノロジーパートナーも450社以上を抱えています。推定企業価値は、約60億ドルとの評価を受けていますが、まだまだ成長していくと予想されている企業です。
まとめ
今回は、2021年に上場することが想定されている注目企業「ポッシュマーク」「スターリンク」「ロビンフッド」「インスタカート」「データブリックス」の5社について紹介してきました。
どの企業も引き続き成長していくことが予想されていますので、2021年の各社の動きに注目です!
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