副業を始めようか躊躇している人の多くは、副業のための時間が取れるか分からないという理由が原因だったりします。
確かに、ワークライフバランスやリモートワークという概念が広がってきてはいるものの、仕事自体が減少しているわけでもないため、引き続き残業が発生して、副業はやってみたいけど時間がないというような状況になっている人もいるでしょう。また、日々の家事に追われてあっという間に1日が終わってしまうという人もいるかもしれません。
1日は24時間しかないため、何か新しいことを始めるためには、時間の有効活用が非常に重要です。1日の中で少しでも余裕時間を確保するためには、どうするべきか。1つの時間の有効利用として考えられるのは本業を効率的にこなす。ということです。
そこで今回は、本業を効率的にこなすためには朝の1時間を有効活用すべきという点について紹介していきます。
圧倒的効率性で、残業を最小限に抑える人々の存在
最近では、ワークライフバランスなどの概念の広がりにより、会社での残業規制が厳しくなり、残業時間が100時間を超えるというケースはあまり見かけなくなったように思えます。
一方で、ひと昔前までは、多くの人の残業時間が80時間や100時間を超えるケースは珍しくありませんでした。そんな中でも、人並み以上の成果を出しながら、定時で帰宅することができている人も少なからず存在していました。
そんな人たちにはある傾向がありました。
朝の1時間マジック
多くの人達が残業をする中で、定時退社を実践している人達の特徴は、毎朝の1時間を大事し、他の人より1時間程度早く出社しているという点です。
朝は、脳のスタミナが確保された状態にあることに加え、オフィスにには誰もいないため、上司に話かけられることも、メールやチャットが飛び交うこともありません。
誰にも邪魔されず、目の前の業務にひたすら集中できる唯一の時間といっても過言ではありません。実践している人の中には、朝の1時間は、日中の4~5時間程度に匹敵すると感じている人もいるようです。
もし、朝1時間早く出社して、効率的に業務をこなすことで日中の4時間分の成果を出すことができるのであれば、月80時間~100時間の残業も、毎日朝の1時間の残業で合計20時間(1時間×20日)に短縮することができます。
余裕時間を作りたいと考えている人には、まず、朝1時間早く仕事を始めてみるということをおすすめします。
ただし、最初のうちは、無理やり残業時間を減らそうとするのではなく、1時間早く出社して、効率的に仕事を行えていると実感できるかどうかということから始めましょう。
周囲への納得感
周りが多くの残業をしている中で、自分だけ早く帰宅するのは、気まずいと思っている人もいるかもしれません。本当はそんな事を考える必要は全くないのですが、そのような場合であっても、朝早く出社しているということは、周りに対し、「やる気がある」「きちんとしている」といったような印象を与えているでしょう。
会社全体として残業するのが当たり前という風潮がある場合でも、「朝早く来たので早く帰る」という理由で多くの人は納得し、気兼ねなく定時退社することができるのではないでしょうか。
有効な休憩タイミング
人間の集中力には限界があります。そのため、適宜休憩を取るということも仕事を効率的にこなしていく上で非常に重要です。
では、どのようなサイクルで休憩を挟めばいいのでしょうか。
医学的・生理学的には、人間の集中力は90分といわれています。大学の講義が1コマ90分と設定されているのはこのためでしょう。そのため90分おきに休憩をとるのは1つの目安といえます。
一方で、大学で講義を受けていた人は分かるかもしれませんが、90分という時間も意外と長く、45分~50分ごろで集中力のパフォーマンスが落ちていると感じるケースもあるのではないでしょうか。これは、小学校、中学校、高校などで、授業が1コマ45分~50分程度に設定されており、その習慣がついているという部分に起因しているのかもしれません。そんな場合には、50分程度で一度休憩をはさむということが集中力を継続的に確保する上で有効であるといえます。
25分作業したら5分休憩を促す、「ポモドーロ法」という考え方も存在しますが、会社でこれを実践してしまうと、周囲から休憩しすぎと思われてしまうこともあるため、目安としては、やはり50分おき、または90分おきに10分程度休憩を考えるのがいいでしょう。
休憩時間の過ごし方
なお、休憩時間の過ごし方は基本的には自由ですが、10分間でしっかりリフレッシュして、エネルギーを蓄積した上で作業を再開できる体制に整える必要があります。そのため、その10分間は脳も体も仕事から離なすことが大事です。
おすすめは、ストレッチなどの軽い運動を取り入れることです。デスクの周りで体を動かしてみるのもいいですし、ウォーキングをしてみるのもいいでしょう。階段を上り下りしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
超多忙な毎日に少しでも余裕時間をつくるため、朝1時間はやく仕事を始めてみてはいかがでしょうか。朝の1時間残業で月の残業を大幅に減らすことができるかもしれません。また、さらに効果的に仕事を行うため、定期的な休憩を取り、リフレッシュすることも忘れてもいけません。
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