安全に投資信託を始めたいなら、リバランスでリスクを下げるべし!

投資

投資信託の「リバランス」って聞いたことありますか?

せっかく投資信託を始めるなら、不必要なリスクは抑えて投資を実行していきたいですよね!リバランスは、そんな不必要なリスク上昇を抑えるために有効な手法です。

今回は、リバランスっていったい何なのか?どのように実施したらいいのか?などを紹介していきます。

投資信託のリバランスって?

投資信託の「リバランス」とは、分散投資して資産運用をしている場合に資産配分が当初の割合から変わってくることがあるため、最初に決めた割合に戻すことをいいます。

なぜリバランスをする必要があるの?

ではなぜ、資産配分をもとの配分に戻す必要があるのでしょうか。それは、資産配分が変わるとリスクが大きくなったり、当初期待していた通りの資産運用ができなくなるためです。

具体的な例で考えてみましょう。

例えば、株式と債券を半分ずつのポートフォリオを持っているとします。持っている株式価格が値上がりするとポートフォリオ内の株式の比率も高くなります。株式は一般的に債権と比べ、リスクが高いとされていますので、株式比率が上がると、運用資産全体のリスクも当初より高くなることを意味しています。そのような、リスク上昇を回避するために、「リバランス」が行われます。

リバランスの方法は?

投資信託のリバランスの方法には大きく3種類あります。

売却と購入

この方法が最も一般的ですが、まずは、値上がりして割合の多くなった投資信託の値上がり分(上記で言えば株式)を売却し、割合の減った投資信託を購入します。

追加購入

割合が減った投資信託を新たな資金で追加購入します。追加資金が必要であることから、お金に余裕があるような場合に利用されますが、この方法は、割合が下がった(値が下がった)商品を新しい資金で買い増すことになるので、心理的には、ハードルが高いかもしれません。

積立額の調整

最後は、各投資信託の積立額を調整して、バランスを整える方法です。例えば、株式が値上がり割合が大きくなった場合、株式への積立は一旦ストップして、債権に集中投資していきます。バランスが整った段階で、両者ともに平均的に投資を再開します。この手法の場合、リバランスするまでにはある程度の時間が必要となります。

リバランスのタイミングは?

自分でリバランスを実施する場合、どのタイミングをリバランスすべきなのか?というのがきになりますよね。リバランスのタイミングの考え方には、主に「定期的に実施」と「一定割合以上ずれたら実施」という2つの考え方があります。

リスク上昇を抑えるという意味では、定期的にリバランスを実施するのがおすすめです。タイミングとしては、四半期に一度、半期に一度、もしくは年に一度程度を考えておけば良いでしょう。

自動リバランス

ただ、毎回毎回ポートフォリオ(投資信託の組み合わせ)をリバランスする機能って、意外と骨の折れる作業ですよね。そこで証券会社によっては、自動で目標とするポーフォリオの比率に近づけながら積立を実施してくれるような機能も展開されています。

この機能を利用すると、保有しているポートフォリオの比率を目標としているポートフォリオに近づけるため、次の購入対象銘柄と金額を自動計算してくれます。

これがあると、自分でリバランスを計算することなく、自動補正していくれるので、毎日忙しい方でも安心です。

まとめ

投資信託のリバランスは、投資リスクの上昇を抑えるために欠かせない作業です。ただ、毎回自分で計算して調整していると時間を取られてしまいますので、証券会社が展開している自動リバランスサービスなどを利用するといいかもしれません。

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