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リスクマネジメントは、起業後の健全な企業経営だけではなく、個人事業主として活動する場合であっても欠かせないものです。企業(個人事業主)は様々な問題を抱えており、その問題が事業運営にインパクトを与えるものもあるでしょう。これらの問題を未然に防ぎ、損失の回避や低減を図るプロセスをリスクマネジメントといいます。
今回も引き続き、リスクマネジメントについてご紹介します。リスクマネジメントのフローと具体的な取り組みについて見ていきましょう。
リスクマネジメントのフロー
リスクマネジメントのフローは業種等によって様々ですが、以下に代表的なものをご紹介します。
情報収集の収集
リスクマネジメントの対象となる情報を定義しておくことが重要です。業種、職種によって様々ですが、参考に、以下のような定義をご紹介します。
・義務報告:業務上及び事業上の問題を起こした場合の報告
・ヒヤリハット:⾃⼰が経験した結果として業務上及び事業上の問題に⾄らないが、⾄る可能性があった事象の報告。
・ハザード報告:⾃⼰の業務以外または、⾃⼰の属する組織外において発⾒された問題となる可能性のある重要な要因を見つけた場合の報告。
・改善提案:自己及びその他(他者、他部署、自部署等)業務遂⾏上の改善提案。
要因分析
要因分析には様々な手法があります。代表的な手法としては、M・SHELLモデル、4M (Man, Machine, Media, Management)が挙げられます。
M・SHELLモデルとは
M・SHELモデルは作業する人を中心に、その周りにある要素(ハードウェア、ソフトウェア、環境、周りの人)を表したものです。 以下に、内容をご紹介します。
L: Liveware(中心のL)本人
身体的状況、心理的・精神的状況、技能・知識など
H:Hardware ハードウェア
機材、機械の設計や配置など
S:Software ソフトウェア
基準、手順、マニュアル、手順書など
E:Environment 環境
作業環境(照明、騒音、天候、時間帯、スペース)、タイムプレッシャーなど
L:Liveware(下のL) 周囲の人
コミュニケーション、リーダーシップ、チームワーク
M:management 管理 組織・体制
職場の雰囲気、風土、安全文化の醸成など
4M分析とは
4M分析とは、要因の分析を行う際、以下の4つの視点で夫々分析をしていく手法です。
・人(Man)
本人や本人以外の直接関与した人による原因
・機械(Machine)
設備、機器などの原因
・媒体または環境(media)
作業環境、マニュアル・手順書などの原因
・管理(management)
組織管理、教育訓練、リソースの配分などの原因
上記のような分析の視点を各要素に分けることで、原因の本質をスムーズに深堀することが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、リスクマネジメントの解説その②をご紹介しました。リスクマネジメントのフローや手法は様々です。企業や業界に応じた定義の仕方や方法が必要になりますが、一つの参考として頂ければ幸いです。次回も引き続き、リスクマネジメントの解説をしていきます。
リスクマネジメントツール
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