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Freedox Magazineです。
本メディアでは、フリーランスや副業をキーワードに皆様が少しでも豊かな生活ができるよう役立つ情報の発信をしております。
企業に雇用されている人でもフリーランスとして独立してる人でも、何らかの形でプロジェクトに関与したことのある人は多いと思います。
プロジェクトの中で、要求されるタスクを実施した経験のある人は多いかもしれませんが、プロジェクト全体を管理したことのある人は、そう多くないかもしれません。
プロジェクトマネジメントという役割を担うことができれば、フリーランスとして働く上で価値が高まることは間違いありません。
これまで、プロジェクトマネジメントに必要なリーダーシップとは何か?ということで、プロジェクトリーダーの思想やふるまいを中心にご紹介しました。今回でプロジェクトマネジメントのリーダーシップ編の最終回ということで、「プロジェクトメンバーが動く」プロジェクトリーダーの振る舞いをご紹介します!
前回まではこちらから!
リーダーのふるまい・ポイント
シンパシーとエンパシーとは何か?
シンパシーとエンパシーという言葉を聞いたことはありますか?
神秘的な力なのか?誰でも持っている力なのか?意味を理解していきましょう。
ます、シンパシーとは、「同情、思いやり、あわれみ等」、感情が動くことを言います。テレビや映画を見て、共に泣きたくなったり笑いたくなったりすることで、感情が動くことをシンパシーといいます。
一方、エンパシーとは、「共感、感情移入等」、相手の気持ちを理解するとともに、相手と自分を同一視するのではなく、相手のニーズに応えようと想像する力を言います。相手の苦しみや幸せを自分のことのように感じ、何かしようと行動することがエンパシーです。
2つの違いの具体例
例えば、自分がプロジェクトリーダーの立場でプロジェクトメンバーから家庭での悩み事を相談されたとします。家庭の状況からプロジェクトに集中出来る環境ではなく、辛い立場でプロジェクトに携わっているとのことで、その辛い感情を共感すると思います。「いやぁ、、それは大変ですね。」と感情が動き言葉をかけることがシンパシーです。
一方、エンパシーは、その悩み・辛さを深堀し、自分の事のように感じ、今の自分には何ができるのだろうかと考えます。家庭のケアを十分にできるように、アウトプットを出せることを前提とし、メンバーの働き方・稼働時間を調整したり実際の行動に移すことがエンパシーです。
もし、あなたが悩みを抱えていたら、どちらの体質を持ったリーダーが良いでしょうか?
プロジェクトにおけるエンパシーの重要性
プロジェクトでは、単に楽しみながらブレストをこない発散させるだけではなく、真剣に意見を戦わせプロジェクトの目的設定からコンセプト設定を作り上げます。激しい議論の中で、メンバーの意見にまずは共感(シンパシー)し、それを、実際の行動に移す(エンパシー)ことで、プロジェクトは進んでいきます。徹底的に対話を重ねることでお互いの悩み・矛盾を理解することが重要です。
チームビルディングの手法
チームビルディングとは、プロジェクトチームのコミュニケーションを円滑にしたり、メンバーの役割分担を明確にすることで、プロジェクト達成に向けてチーム全体のパフォーマンス向上を図るための活動をいいます。
チームビルディングの5ステップ(タックマンモデル)
タックマンモデルとは、心理学者であるタックマンが提唱したモデルであり、プロジェクトチームを立ち上げてからチームが機能するまでに5つのステージがあると提唱しています。
1.形成期
形成期は、チームが形成されたばかりの時期で、所属しているメンバーのコミュニケーションやチームとしての目的・目標を探っている時期です。お互いの本音を隠しており、緊張感のあるステージとも言えます。
2.混乱期
混乱期は、チームの目標・目標やメンバー夫々の役割・責任について混乱や意見の対立が怒るタイミングです。メンバーの意識は本来向かうべきの目的・目標ではなく、各メンバーの言主義・主張・考え方について向いている状況です。
この期間は、なるべく避けたい。。。と思うストレスのかかる期間ですが、混乱期こそがその後のチームを機能させていく上で重要な期間になっていきます。混乱期を避けず、ぶつかり合うことが重要です。この時期に、プロジェクトリーダーがシンパシーとエンパシーを上手に活用し、チームを統一機に向けていきます。
3.統一期
統一期は、チームの目的・目標や各メンバーの役割などの共通認識がとれ、メンバー同士の相互理解や尊重が生まれる期間です。この時期は、チームとしての一定のルールの下で統率が取れている状態です。混乱期で、お互いの考えをぶつけ合い戦わせた先に、この統一機を迎えることが出来ます。
4.機能期
機能期は、チームが成熟して、リーダーの指示がなくとも各メンバーが自律して行動できる期間です。
5.散会期
散会期とは、チームの目的を達成したり時間的な制約を受けてチームが解散する期間を指します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
長きにわたってプロジェクトマネージメントについてご紹介いたしましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
企業は沢山のプロジェクトを同時並行で行っています。企業によっては、利害関係のない外部の人間に敢えてプロジェクトマネージャーを求めるケースも多いと思います。
外部の人間としてゼロから信頼関係を構築していくには、プロジェクトの管理のスキルと人を動かす人間力の両方が重要だということがお分かりいただけたかと思います。
フリーランスとして独立しても、組織にいても、プロジェクトマネジメントを行う上で重要なポイントだと思いますので、参考にしていただければ幸いです!
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