こんにちは。
Freedox Magazineです。
本メディアでは、フリーランスや副業をキーワードに皆様が少しでも豊かな生活ができるよう役立つ情報の発信をしております。
企業に雇用されている人でもフリーランスとして独立してる人でも、何らかの形でプロジェクトに関与したことのある人は多いと思います。
プロジェクトの中で、要求されるタスクを実施した経験のある人は多いかもしれませんが、プロジェクト全体を管理したことのある人は、そう多くないかもしれません。
プロジェクトマネジメントという役割を担うことができれば、フリーランスとして働く上で価値が高まることは間違いありません。
今回は、いよいよプロジェクトの終了フェーズです。プロジェクトの評価や完了方向はどの様に行うか?を見ていきたいと思います!
前回までのおさらいはこちらから!
プロジェクト終了(クロージング)までの流れ
プロジェクトの終了は、プロジェクトの一部です。
プロジェクトの開始時と同様に、クロージング活動はそのプロジェクトの一部として、管理されている必要があります。プロジェクトマネージャー自身が、このプロジェクトに影響を与えることが出来る最後のチャンスとも言えます。
評価指針の決め方
評価指標を策定する際は、どの段階を目指しているのかを明確にした上で、適正な評価項目と評価方法をとる事が重要です。
(例:カークパトリック・モデル<教育効果の指標>)
完了報告の目的と重要性
完了報告の目的は大きく以下の2つになります。
- プロジェクトオーナーに成果を報告する
- プロジェクトオーナーにプロジェクトのクロージングの承認を得る
完了報告を行うことで、プロジェクトクローズ後の関係者間の認識のギャップやトラブルを未然に防
ぐことが出来ます。また、プロジェクトのクロージングとして公式に完了報告を行うことで、新たな活動に着手する際の教訓を提供することや、そしてプロジェクトの組織資源を解放します。
完了報告書の記載項目
プロジェクトオーナーからクロージングの承認を得るために、完了報告にはどのような項目を記載すればよいでしょうか。報告の順序も考えながら整理してみましょう。
- プロジェクトの目的・目標
プロジェクト憲章に記載した目的と目標を記載
- プロジェクトの評価結果
概ね成功、予算オーバー、納期大幅遅延、納品後の不具合多発等
- プロジェクト期間
計画時のスケジュールと実績のギャップの有無、ギャップがある場合は検証結果も記載
- 得られた成果
実業務にどの様な効果をもたらしたか
- 問題点・課題
プロジェクト管理、プロジェクト体制、採用技術・スキル、予算および見積、スケジュール立案、ツールやハード作業範囲の明確化などについて
- 追加検討事項の有無
次回プロジェクトに向けた再発防止措置など
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プロジェクトの完了報告は、プロジェクトを正式に終了させ,プロジェクトメンバーを解放する目的もありますが、プロジェクトメンバーが得た経験や教訓などを、次の類似プロジェクトに引き継ぐための重要なプロセスである事がお分かりいただけたと思います。
今回で、プロジェクトの企画編から終了編と一連のフェーズでの取り組みのご紹介は一旦終了です。
次回は、プロジェクトマネージャーに必要なリーダーシップとは何か?をご紹介したいと思います!
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