米国株式を購入を検討する上で避けては通れないのが、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)と呼ばれる米国経済の成長を支える4社です。この4社は、次々と買収や吸収を繰り返し成長し、今では、1つの国の年間の国家予算に匹敵するほどの時価総額を誇っています。
そのような中、近年では、この4社に匹敵するであろう企業が誕生しつつあります。今回は、そんな企業5社について紹介していきます。
これらの企業の株式は、2021年以降、さらに成長することが予想されますので、今のうちに注目しておきましょう!
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ビヨンドミート
まず紹介するのは、「ビヨンドミート」です。
ビヨンドミート社について
ビヨンドミートは、2009年にアメリカのカリフォルニア州で設立された食品テクノロジー企業です。ビヨンドミートでは、植物由来の人工肉を製造・開発しており、ハンバーガー用ビーフパティーのビヨンド・バーガーなどはアメリカで最も有名な商品となっています。
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なんと「えんどう豆」を主原料に使用しているものの、生肉のようなピンク色の状態から、焼くことで褐色への変化していく姿は、本物のお肉さながらで、100%植物性とは目を疑ってしまいます。
現在こういった植物由来の代替肉は、ヴィーガンやベジタリアンにとって救世主となっています。代替肉の製造・開発については、「インポッシブルフーズ」など他の同業他社との競争も激しくなってきていますが、今後市場自体が拡大していくことが予想されますので、是非注目したいところです。
ロビンフッド
次に紹介するのが「ロビンフッド」です。
ロビンフッド社について
今最も話題の企業の1つといっても過言ではないロビンフッドは、2013年にアメリカで創業したフィンテック企業です。
今現在、ロビンフッド社が注目を集めているのは、同社が開発した米国株式取引投資アプリ「ロビンフッド」が手数料無料という画期的なサービスを打ち出しているためです。
新型コロナの感染が拡大した春以降、約3ヶ月で約300万人の新規利用者数を獲得し、コロナ禍で家にいる時間を利用して投資を始める若者を中心に利用者数が急増し、ユーザー数は1000万人を超えています。
株式公開自体は、2020年末現在でまだ行われていませんが、ロビンフッドの推定企業価値評価額は、既に2兆円(ロイター通信)に及んでいるとのことです。
現在、2021年初旬に上場を目指し、幹事選定に入った同社の動向に注目です。
クラウドストライク
3社目に紹介するのは、「クラウドストライク」です。
クラウドストライク社について
クラウドストライクは、米国カリフォルニア州に本社を置くサイバーセキュリティ企業です。
かつてのセキュリティ脅威といえば愉快犯が中心でしたが、近年では企業の機密情報の搾取など、被害にあった場合には多額の金銭的損害が出るようなケースが増加しています。
また、事例もどんどん複雑化していきています。
これに対し、クラウドストライク社は複雑化されたセキュリティ脅威への対策が可能なサイバーセキュリティサービスを提供しています。その中でもクラウドストライクの強みといわれているのが、データベースによる「集団防衛体制」です。
これは、クライアント企業でハッキングが起きた場合、事例をすぐに分析し、クラウドを通じて他のクライアント企業にも同種のハッキングの防衛対策が行える機能です。この機能は、クライアント数及びハッキング事例が増えれば増えるほど、データーが蓄積され、防衛策の学習及びセキュリティ強化が行われていきますので、このデータベース自体が他の企業が真似できない参入障壁となります。
リモートワークが一般的となってきている今、PCなどで作業する環境がさらに増えたといえます。そのような意味で、クラウドベースのサイバーセキュリティ市場は今後さらに大きくなることが予想されます。
Shopify(ショッピファイ)
4社目は、「Shopify」です。
Shopify社について
Shopify社は、2004年にカナダで創業された、eコマース用のプラットフォームを運営している企業です。Shopifyが展開するプラットフォームでは、個人や小規模の小売業者に対して、支払い、マーケティング、出荷、のためのツール群を提供しており、日本でいう「Base」などに近いサービスを提供しています。
Shopifyは、特にデザイン性とカスタマイズ性の高さで人気を博しており、2017年に50万店舗だったストア数は、現在では100万店舗を超え、世界175か国以上で運営されています。
日本法人も2017年11月に設立されているので、馴染みのある方もいるかもしれません。
このような会社が成長している背景には、大型ショッピングモールでの運用に疲弊したEC事業者が、自社運営サイトの重要性を再度確認したためであるともいわれています。
現在では、ルイ・ヴィトン、ディズニーやナイキなどの企業が次々に「アマゾンには出店しない」と宣言し、Shopifyと組みながら自社のECサイトを構築するところをみると、さらなる拡大余地があることは言うまでもありません。
テスラ
最後に紹介するのは「テスラ」です。
テスラ社について
今回紹介する企業の中では最も有名で、ご存じの方も多いかと思いますが、テスラは、アメリカのシリコンバレーを拠点に電気自動車(EV)を販売する自動車メーカーです。2008年に、テスラ・ロードスターを発売してから、「モデルS」、「モデルX」、「モデル3」、「モデルY」など、セダンだけでなくSUV(多目的スポーツ車)のEVを発売しています。
日本ではまだまだ普及率は高くないですが、サンフランシスコでは、最も多く乗られている車といっても過言ではないくらい、多くのテスラ車を見かけます。
日本においても、サッカー選手の槙野智章選手や、タレントのヒロミさん、東海オンエア(YouTuber)のりょうさんが乗っています。
テスラ社は、画期的なEV車、またその開発手法や生産体制でも有名ですが、なんといっても最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスクさんの経営手腕に注目が集まっています。インターネット決済のPayPal創業者でもあるマスク氏は、現在、EV事業だけでなく、宇宙開発事業や地下輸送システム事業なども手掛けており、今後の動向についてますます注目が集まっています。
まとめ
今回は、GAFAに匹敵するであろう2021年注目の企業として、「ビヨンドミート」、「ロビンフッド」、「クラウドストライク」、「ショッピファイ」、「テスラ」について紹介してきました。
どの企業も既に時価総額が兆を超えるような巨大企業になっていますが、2021年以降も成長していくことが予想されますので是非注目してみて頂ければと思います!
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