「2021年は引き続き、GAFAが来る!」や「FAANG+Mは2021年も変わらず成長を続ける」などといった発言や記事などを多く見かけますが、2021年も成長を続けると言われている企業はそれだけではありません。
今回は、2021年も成長を続けるであろう企業のなかでも注目されているスクエア社について紹介していきます。
スクエア社(Square, Inc)について
スクエアって?
スクエア社は、2009年に設立されたカルフォルニア州サンフランシスコに本社を構えるクレジットカードリーダー型の端末やその端末を使った決済インフラを提供している企業です。
日本にも2015年より進出しており、日本では、三井住友カードの合弁会社であるSquare株式会社が事業を展開しています。
なお、スクエア社の創業者及びCEOでもあるジャック・ドーシー氏は、Twitterの共同創設者としても有名です。
スクエアの特徴
小規模事業へのアプローチ
スクエア社の強みは、喫茶店や美容室などのサービス業を営んでいる小企業や個人事業主にクレジットカード機能を普及させた点です。
通常、個人などで小規模ビジネスを営んでいるような場合、クレジット決済システムを導入しようとすると銀行の厳しい審査をクリアする必要があります。
また、例え審査をクリアしたとしても、レジスターなどの納入が必要であり、クレジット決済を導入するためには、コスト及び労力ともにかなりの負担となっていました。
スクエアリーダー
そんな中、スクエア社は白いカード読み取り機「スクエアリーダー」を開発し、自社の審査にクリアすれば、スクエアリーダーを利用して決済システムを導入できる仕組みを作りました。
このスクエアリーダーは、顧客のクレジット情報を読み取り、スマホやタブレットを利用して決済できる仕組みとなっており、約5,000円で導入できることから、小規模事業者へ優しいサービスとなっています。
その後、スクエアは、クレジット決済だけでなく、在庫管理や勤怠管理などのツールを充実させ、サービスを横に広げ、顧客を囲い込んでいます。
スクエアキャピタル
また、最近ではスクエアキャピタルという小口資金の融資事業も始めています。
スクエアは決済システムや店のPOSシステムを提供しているので、事業主の経営状態に関する情報を保有しています。これを利用することで、AIがすぐに融資判断できる仕組みを作り上げています。
スクエアの業績
スクエアの売上高
スクエア社の売上は、設立以降右肩あがりで上昇を続けており、直近の2020年第3四半期の売上高は、30億ドルをこえました。
また2019年には、初の黒字化も達成しており、スクエア社の株価上昇に寄与しています。
(出典:Strainer)
スクエアの株価
そんなスクエア社の株価は上場以来高値を更新し続けており、スクエア社の株価は約5年で10倍にも跳ね上がっています。
また、アメリカの代表的な指数であるS&P500と比べるとその成長率は一目瞭然です。
(出典:google)
スクエアの今後
近年では、現金を使わないキャッシュレス化が広がっており、その広がりは今後加速すると考えられています。
この点、スクエア社が提供しているサービスは、まさにキャッシュレス化の動きに合わせた事業であることから、長期的な成長がかなり期待できると考えられます。
さらには、新型コロナ拡大の影響でネット上で支払いが完結するオンライン決済事業が拡大しており、このような状況もスクエア社にとっては追い風となっているといえます。
2019年より黒字化も達成していることから、その事業拡大は増々加速していくことが予想されるますので、気になった方は投資を検討してみてもいいかもしれません。
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