フリーランスになる前に実施すべき5つのこと(届け出・契約など)

独立・フリーランス

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PC一台さえあれば、どこにいても仕事ができてしまうなど、働き方が自由になりつつある今、フリーランスという働き方を選ぶ人が急増しています。また、企業がフリーランスに仕事を依頼するケースなども増えていることから、「ランサーズ」や「クラウドワークス」など企業やフリーランスを結ぶ業者も増えてきており、フリーランスが働く環境が整備されつつあります。

そんな中、これからフリーランスを目指そうという人も多いのではないかと思いますが、フリーランスを始めた人たちが、口を揃えて「フリーランスになる前にやっておくべき」という事項が大きく5つありますので、今回はそれらを紹介していきます!

クレジットカードやローンの契約

クレジットカードやローンの契約はいつでも組めると考えている人がいるとしたら、それは大間違いです。もしあなたが、サラリーマンだとして、サラリーマンのあなたが簡単にクレジットカード契約ができたり、ローンを組めたりするのは、所属している会社に「信用力」があるからです。会社を退職し、フリーランスとなった当初は、信用も何もないに等しい状況となりますので、例え、サラリーマンの時と同じ年収を稼いでいたとしても、フリーランスになってからローンを組もうとしたらローンが組めなかったり、与信額が下がってしまうことがあります。

人脈作り

フリーランスの仕事の受注は、知り合いとのつながりで仕事を受注するケースが多いです。ランサーズやクラウドワークスといった手数料を取って案件を紹介してくれるエージェントもありますが、単発案件が多く、中々安定した収入源にはなりづらい傾向にあります。そのため、特に独立したての時は、少しでも窓口を増やすため、交流会などに参加して人脈を作っていくことが必要です。これを続けていると徐々に仕事の依頼も増え、さらに人脈が広がっていくこととなります。

自分磨き

フリーランスとは、「自分のスキルを使って仕事をする人」のことを指します。自分の持っているスキルが商品となることから、持っているスキルを常にアップデートしておく必要があります。フリーランスはサラリーマンのように、9時-18時勤務といった「定時」は存在しないので、サラリーマンであるうちから、空いた時間を利用して、自らのスキルアップに力を入れることが重要です。

環境を作る

フリーランスの場合、クライアントからの連絡に対して、どこにいても対応する必要がありますので、仕事用のメールアドレスやチャットツールを忘れず準備するようにしましょう!

また、先ほど信用という話をしましたが、少しでも信用力をつけるため、名刺を作ったり、オフィスを構えたりすることも必要です。なお、初めから大きなオフィスを構えると費用だけが出て行ってしまいますので、最初のうちは、バーチャルオフィスなどで全く問題ありません。

バーチャルオフィスとは:オフィスを借りる必要がないという方への「住所貸し」サービスです。また、利用者がその住所に常駐するわけではないので、「郵便物受取」サービスなどもやっています。

忘れてはいけない各種届け出

会社を退職し、フリーランスになる場合、仕事の環境を整えるのはもちろんですが、役所等への届け出も実施しなればなりません。具体的は、健康保険、年金、開業届け、青色申告承認申請書などです。一つ一つ見ていきましょ、。

国民年金

会社に所属している間は、「厚生年金」を会社が従業員に代わり納めていますが、フリーランスになると、年金を自ら納める必要があります。また年金の種類も、厚生年金から国民年金に変更となりますので、役所にて届け出をする必要があります(自動では切り替わりません)。

健康保険

健康保険は国民健康保険に加入するか、勤務先が加入していた健康保険組合の健康保険を任意継続するか(最大2年間)を選択する必要があります。一般的には、任意継続のほうが保険料は安くなりますが、試算してから決定するようにしましょう!ちなみに、この手続きが遅れると、病院に行ったときに(一時的に)全額自己負担になることもありますので要注意!

開業届

フリーランスは、税務署に開業したことを知らせる開業届を提出する必要があります。提出期限は、開業後1ヵ月となっていますので、遅れずに提出できるよう注意が必要です!

青色申告承認申請書

開業初年度から青色申告をするために、開業後2ヵ月以内に「青色申告承認申請書」を税務署へ提出する必要があります。この期限を過ぎると、青色申告ができず、青色申告特別控除や赤字繰越しなどの優遇制度を受けられなくなってしまいますので、なるべく早く提出するようにしましょう!

手続きチェックリスト

以下、チェックリストを確認しながら、抜け漏れがないことを再度確認しましょう!

手続き 窓口 期限 持ちもの
①厚生年金から国民年金への切り替え 市区町村役場 退職した日から
14日以内
年金手帳、厚生年金等退職の日付が分かるもの、印鑑、免許証などの身分証明書
②会社の健康保険から国民健康保健への切り替え 市区町村役場 退職した日から
14日以内
健康保険資格喪失書、印鑑、免許証などの身分証明書
③個人事業の開業届出書 税務署 1カ月以内 印鑑、免許証などの身分証明書
④青色申告承認申請書 税務署 2カ月以内 印鑑、免許証などの身分証明書

まとめ

フリーランスになると、今まで会社がやってくれていた様々なことを自分で実施していく必要があります。働き方が変わりつつある今、フリーランスが新たな働き方の形態として脚光を浴びてはいますが、フリーランスとして働いていこうとしている方は、事前に準備すべきことを再確認し、入念に準備を整えたうえでチャレンジして頂ければと思います!

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