アルジェリアと聞いて、名前は知っているけど、どんな国かは知らないという人が多くいるのではないでしょうか。観光大国ではないが故に知られていないことも多いですが、実はアルジェリアには、世界遺産をはじめ想像を超えるような美しい場所がたくさんあります。今回は、そんなアルジェリアについて紹介していきます!
首都「アルジェ」
やっぱりまず訪れるべき場所は首都のアルジェです。アルジェは、地中海に面し、豊かな自然が広がっています。一方で、首都だけあって多くの人が集まっており、エネルギッシュな街でもあります。
アルジェリアは、フランスの植民地だったことから、今でもその時の名残があります。特に、アルジェの中心街は白い建物が並んでおり、まるでパリに来たかのように感じられます。
旧市街「カスバ」
アルジェに来たなら、旧市街も忘れてはいけません。旧市街はまるで巨大な迷路のようになっており、そこを突き進んでいくと突如開けた空間が現れ、地中海が広がっています。どこを見ても絵になる風景が続いているので、SNS映え間違いなしです!
また、旧市街カスバは、映画『カスバの女』や映画『望郷』でも使われた地でもあるので、映画でその地名を知った人もいるかもしれませんね。
アルジェのシンボル
アルジェリアは、1962年に独立しましたが、その時に作られたのが、独立記念のモニュメントです。デザインはとてもシンプルですが、堂々とそびえ立っており、夜になるとアルジェリアカラーに美しくライトアップされます。
アフリカ最古の街「コンスタンティーㇴ」
せっかくアルジェリアに来たなら、アルジェと一緒に是非訪れたいのが、世界でも特に個性的な街として知られるアルジェリアの第3都市「コンスタンティーヌ」です。個性的な街と言われる理由は、この街が岩山の上という信じられない場所に位置しているからです。岩山と岩山の間は吊り橋や高架橋でつながれ、他では見られないような光景が広がっています。このような地形から難攻不落の天然要塞としても有名でした。
アルジェリアの世界遺産
アルジェリアには、いくつもの世界遺産が存在します。今回は、そんなアルジェリアの世界遺産をハイライトしてみましょう!
ムサブの谷
アルジェリアで最も有名な世界遺産の1つが「ムサブの谷」です。このムサブの谷は、サハラ砂漠の枯れ谷にある5つの街(ガルダイア、メリカ、ベニ・イスゲン、ブースーラ、エル・アティフ)の建築群からなり、アースカラーの家屋が密集する街並うや独特な形状をしたモスクなどは、ここでしかみられない風景です。
砂漠のオアシス「ガルダイア」
世界遺産に登録されているムザブの谷の5つの街の中で一番大きな街が「ガルダイア」です。ガルダイヤでは、立方体の家々がそれぞれ斜面に張り付くように密集し、その頂上にはミナレット(尖塔)がそびえ立っています。遠くから見るとまるでピラミッドのような魅力的な光景が広がっています。元々は11世紀初めに要塞都市として建てられており、今もなお、戒律の厳しいイスラム教徒の人々が暮らしています。
保存状態の良い「ジェミラ」遺跡
アルジェリアの世界遺産の中でも、保存状態が良好と言われているのが、ジェミラ遺跡です。アラビア語で「美しい」という意味のこの遺跡は、凱旋門の他、3000人を収容できる劇場など巨大な遺跡が広がっています。
ティムガッド
西暦100年頃の当時のローマ皇帝トラヤヌス帝によって建設されたのが、この「ティムガッド」です。何世紀にも渡って発展してきましたが、8世紀頃に大地震が起こってしまったことで、都市ごと埋もれてしまいました。一方で、長きに渡って発展していきたことの象徴として、凱旋門や大浴場などの立派な遺跡をみることができます。
ティパサ遺跡
アルジェより車で1~2時間で行くことができるのが、ティパサ遺跡です。ここでは、古代ローマ人の生活がうかがえる神殿や古墳などの遺跡が残っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アルジェリアには、まだまだ知られていない魅力がたくさんあります。アルジェリアが観光客で溢れるようになる前に、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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