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リスクマネジメントは、起業後の健全な企業経営だけではなく、個人事業主として活動する場合であっても欠かせないものです。企業(個人事業主)は様々な問題を抱えており、その問題が事業運営にインパクトを与えるものもあるでしょう。これらの問題を未然に防ぎ、損失の回避や低減を図るプロセスをリスクマネジメントといいます。
今回も引き続き、リスクマネジメントについてご紹介します。前回ご紹介した要因分析の手法についてもう少し見ていきましょう。
要因分析のポイント
要因分析には様々な手法があり、代表的な手法として、M・SHELLモデル、4M (Man, Machine, Media, Management)をご紹介しました。
手法を知っていても、真因に辿り着けないと適切な対策の立案が出来ません。
パッチ当ての姿勢が真因の特定の妨げになる
問題が発生した際、初めに何を思い浮かべますか?要因分析が大変、早急に対策案を立案して、簡単にできる対策を講じクローズとしたい。等と思うことは少なくないかもしれません。
様々な対策案を知っていたり、経験があると、対策案が選考して問題の間を埋めるつじつま合わせの原因分析になってしまいます。この様な、出来レースのような要因分析は無意味といってよいでしょう。
対策ありきのパッチ当てではなく、本質的な対策をを行うために真因を突き止めることが大切です。
真因に辿り着くための分析
問題を引きを超す要因は、多岐にわたり様々です。なぜなぜ分析という手法は聞いたことがあるかと思いますが、問題に対して、なぜを繰り返し、原因の原因という階層を深く掘り下げていきます。
深く掘り下げていくと最後は、全て人的要因、人に原因があったという結論にたどり着いてしまうことが殆どです。
そこで気を付けたいポイントは、要因分析にて真因を突き止めるレベルは、企業の体制・仕組みに関するレベルに留めることが重要です。
例えば、「メールの誤送信」という問題に対して、作業者が周囲を怠ったことが要因であるとします。この要因に対して、対策として、当該作業者への注意喚起。としても再発の可能性は否定できません。それも一つの対策案の一つですが、人ではなく、仕組み・システムに問題がないか、人的ミスを誘発する仕事の仕組みななっていないかと中心に分析していくことが重要です。
ブレインストーミングを避ける
要因分析は、ブレインストーミングではありません。問題に対する要因を論理的に書き出す事が重要です。原因があって結果がある。という関係になっていないと、論理構成が崩れてしまい、真因にはたどり着けません。
原因を洗い出す際は、抽象的な表現ではなく、具体的に定義することが重要です。要因の洗い出しは、単なる要素の羅列になっていないか気を付けます。原因があったから事象が発生したという関係を保持しながら、論理的に要素分解・整理を行います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、リスクマネジメントの解説その②をご紹介しました。リスクマネジメントのフローや手法は様々です。企業や業界に応じた定義の仕方や方法が必要になりますが、一つの参考として頂ければ幸いです。次回も引き続き、リスクマネジメントの解説をしていきます。
リスクマネジメントツール
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